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Oracle TimesTen In-Memory Database APIおよびSQLリファレンス・ガイド
リリース6.0
B25770-02
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TimesTenがSNMPトラップを送信する方法

SNMPトラップは、UDP/IPパケットです。したがって、配信される保証はなく、トラップのサブスクライバがない場合はエラーではありません。TimesTenが送信するのはSNMPv1トラップのみです。これは、すべてのネットワーク管理システムで認識されています。

UNIXシステム上の構成ファイル/var/TimesTen/snmp.ini、およびWindowsシステム上のinstall_dir\srv\info\snmp.iniが、SNMPトラップのコミュニティ文字列、トラップを送信する宛先ホストおよび宛先ポートを制御します。ファイルの内容は、次のとおりです。

-community {string}
SNMPコミュニティ文字列。デフォルトはpublicです。
-trapdest {host}
SNMPトラップを受信するSNMPエージェント・ホスト名。デフォルトはlocalhostです。
-trapport {number}
SNMPエージェントがリスニングするポート番号。デフォルトは162です。

オプションの環境変数TT_SNMP_INIによって、.iniファイルの場所を上書きできます。この変数を設定する場合、SNMP送信側構成ファイルのフルパスを指定する必要があります。これに、snmp.ini以外の名前を指定できます。

例7.1
#Default community is "public" 
-community "public" 
#Default trap destination is "localhost" 
-trapdest "pluto" 
#Default trap destination port is 162, the SNMP trap port 
-trapport 162 
 

1つ以上のオプションを指定しなかった場合、またはsnmp.iniファイルが欠落している場合は、各オプションのデフォルト値が使用されます。